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相続税の税務調査初日の質問内容とは(午前編)

  • 公開日:2014/12/03
  • 最終更新日:2014/12/03

相続税税務調査質問

続税調査の初日には、2名の調査官がやってきていろんな質問をしていくということを説明させていただきました。今回は、その初日でも特に「午前中」に行う質問の話をさせていただきます。

1.お亡くなりになった方に関する質問

税務調査では、財産を残してお亡くなりになった方の人物像や財産形成の傾向などをお尋ねします。それぞれには、意図がありますのでご説明させていただきます。

①出身地について

まず、本籍などの確認をします。何人兄弟か、親戚付合いなどは頻繁だったかなどをお尋ねします。当然ながら、実家の相続取得した財産の内容やなどを確認します。

稀に、先代の名義のままの不動産などがあったりもします。先代名義の土地を申告するのを忘れることもあるのです。また、お亡くなりになった方の職業は家業を継いだものか、創業したものか、などを確認します。

②学校や職歴について

お亡くなりになった方の経歴をお尋ねします。特に職業については、どのような経歴を重ねてきたのか、創業であれば、配偶者や子供がどのように係わっているのか、いないのかを確認します。特に、会社を始めてからの苦労や、会社が大きくなったときの行動、特に役員報酬などの変遷を確認します。報酬に直結している預貯金の残高の変化等をイメージしていきます。

③趣味について

趣味の有無や内容は、重要なポイントになる場合があります。自分で稼いだお金をどう使おうと、俺の勝手だと主張するような方はかなり減ったと思われますが、趣味に投ずるお金はかなり高額になるケースもあります。例えば、

  • 高額な外車を何台も所有している。
  • クルーザーを所有している。
  • ギャンブル好き
  • 女好き
  • 骨董好き

などです。このようなケースは、特に詳細や現物の確認が必要です。相続人に、お亡くなりになった方の趣味は何ですか、と尋ねると「仕事だけ」なんて言う方が多くいらっしゃいました。その場合、私は配偶者の方に向けて趣味は無いですか、と尋ねるようにしていました。配偶者の方が、お金のかかる趣味をお持ちの方も多いのです。

④投資や財産形成の傾向について

バブル時代を経験している方には、株式投資や不動産投資で財産を築いたという方が多くいらっしゃいました。しかし、逆に全く株式投資などはしなかった方もいらっしゃいます。株式投資については、昔からやっている場合には家族名義の株式があるのではないか、という推測をしたりします。

⑤ご家族や経営している会社への金銭の貸し借りについて

預貯金の動きについて、親子間での動きが見られる場合は、お子さんへの金銭の貸付けなどが想定されるケースが多く、

  • 口座名義は子供の名前だけど、中身はお亡くなりになった方の財産
  • お子さんへの貸付け
  • お子さんへの贈与や援助

などを確認するために以前からの金銭の貸し借りなどはあったのか、その有無を確認します。また、会社などへの資金融通もお亡くなりになった方がやっていたのかなどを確認します。

法人税申告書の「借入金の内訳」欄には家族で貸し付けている表示になっているかもしれませんが実際には、お亡くなりになった方だけがお金を出していることもあるのです。

⑥家族の進学、結婚や出産などのお祝いの習慣

「うちの家族では、お祝いはいつも100万円です」というご家族のところがありました。かなり裕福であることは間違いないのですが、大学進学、就職、出産など節目のお祝いは常に100万円でした。

私は、これは単なる資金を移動させただけではないかと質問を繰り返したのですが、本家から分家した家族もある一定の金額を渡していたようです。このように、習慣などは家庭や地域などで違いますのであらかじめ、確認をしておきます。

 

2.ご家族への質問について

これまで述べてきましたとおり、お亡くなりになった方の質問をかなり時間をかけて行いますが、途中、途中でご家族の方へお尋ねをします。質問の内容でいえば、お亡くなりになった方との経済的な関係となります。大学進学の資金、結婚資金、新居の資金などです。

また、金銭の貸し借りがあった場合には、どのようにお金を受取りどのように返済をしていたのかなどをお尋ねしていきます。これらの質問は、核心に触れる前の準備みたいなものです。質問の回答内容によって、資金移動ひとつを見ても、「貸付け」なのか、「贈与」なのか、「お亡くなりになった方の財産」なのか指摘する方向性が違ってくるわけです。

この臨宅調査の午前中の質問応答が、指摘事項の前提条件となるのです。

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